「大人になった自分、10年後、20年後の自分について想像してみよう」
小学校の頃、そんな授業がありました。
結婚しているかな、どんな仕事をしているかな、どんな家に住んでいるかな。
先生の質問をきっかけに、理想に溢れた生活をイメージしながら将来の自分の生活について書いていたらあっという間に原稿用紙が埋まったことを覚えています。
将来の、楽しい生活を送っている自分と家族の姿を思い浮かべる。これがライフプランの原点だと私は思っています。
みなさんこんにちは。fpくにえだです。
fp相談のお客様から「ライフプランってなんとなく分かってるつもりですが具体的に何をすればいいんですか？」と聞かれたことがあります。ほんと、そうですよね。耳触りのいいカタカナ語ということもあり、ふわっとしてますよね。
ライフプランとは、人生設計、将来設計などと訳される言葉ですが、日本のFP業界では「叶えたい夢やこれからの楽しい人生をある程度具体的にイメージし、結婚や住まい、家族や生活の大きな変化がいつ起こりそうかを整理すること」というような感じで使われています。
具体的には、結婚や出産、子育て、家の購入や子どもの進学、転職や起業、老後の生活というような「日々の生活には現れていない、今後の大きな変化」がいつ起こりそうかを書いた、自分年表を作る感じです。
私は山登りの地図や、料理のレシピのような感覚も持っています。
周りの景色に変化を感じずらい山道では、このまま進んで頂上に辿り着けるのかちょっと不安になっても、地図があることで迷わずに自信を持って進めますよね。
なんとなく雰囲気で作れるカレーでさえ「あれ？野菜はどういう順番で炒めるのがいいんだっけ？」「煮込む時間は何分ぐらいが良いのかな？」などちょっと迷ってしまう料理下手な私は、レシピがあると安心します。
一度自分の理想の生き方を表してみることで、あなたやご家族だけの「長い人生を楽しく生きていくための地図」が出来上がる。これはすごく大事なことだと思います。
ちなみに、「ライフプランを立ててください」と言われることがありますが、細かいことを言うと、あなたの理想のライフプランはあなたやご家族の中にしか答えがないので、私にできることは、
1. お話ししながらあなたのライフプラン整理のお手伝い
2. ライフプランの実現のためにお金が尽きないようにする「ファイナンシャルプランニング」を立てる
こととなります。
ファイナンシャルプランニングとは、ライフプランを経済的な側面から実現できるよう、資金計画を立てることです。
家計の収支が今後どのように推移していくかを試算し、ライフプラン実現を阻む経済的な問題点が見つかれば、その解決に一緒に取り組むことができます。
ちょっとややこしかったですね。忘れてください。
ひとまず、みなさんも一度は「ライフプラン」を立ててみてくださいね。